はぁ…やっちまったねえ。
（うなだれつつ日記書き書き）

あの日。
石飛橘花と対峙したあの日。
私が倒れた後、一人、闇堕ちしてしまったらしい。
最後の最後まで、闇堕ちさせないと、それだけを考えて戦ってきたけど……まだ、力が足りないんだね。
…振り返った時、そこに何かある人は闇堕ちしちゃあいけないんだ。
堕ちるべきなのは、私みたいなやつだ。
振り返ったって、深淵しか見えない人間、何も見えないやつ。
大事なものが無いやつ。
あの寒い場所に行くのは、私でよかった。
あの暗い昏い闇は、とてもとても冷たいから。
必ず、助けに行くね。

そして、皆。
もし私があそこへ行ってしまったなら。
その時は、その時こそは、私を。
未来のもとへ――。






ちぇっ、私らしくもないや！